キノコと癌

癌に効く食べ物 その13 キノコ類

癌に効く食べ物 その13 きのこ類

きのこ

 

キノコの食物繊維が豊富なのは有名ですが、それだけでなくβグルカンという免疫力を高める成分が多く含まれています。

 

これはきのこ類の食品に含まれている成分で、癌細胞の増加を抑制する効果があります。 (これはキノコの種類は問わず、かつどんな料理でもOKです。シイタケやエリンギ、シメジ、エノキダケなど、身近で入手できるキノコで問題ありません。)

 

キノコには免疫力賦活作用抗酸化作用の2つの特筆すべき薬理作用があります。

 

キノコの主成分である多糖類のβグルカンや糖たんぱくはマクロファージを刺激し、T細胞の活性を高め、免疫力を強化してがんになるのを防いでくれます。

 

かつて、エノキダケエキスを20日間と40日間飲ませたマウス10匹ずつと、飲ませなかったマウスそれぞれの背中にサルコーマ180というがん細胞を移植する実験がありました。

 

エノキダケのエキスを与えなかったマウス10匹は、移植後40日以内にすべて死んでしまいました。

 

ところがエノキダケエキスを投与したマウスのなかには、移植したがん細胞が消えてしまったものがいました。

 

非常に転移しやすいルイス肺がんを移植し、体重1キロあたり1000ミリグラムの割合でエノキダケエキスを投与したマウスは、10匹のうち5匹が治ったのです

 

 

私たちが体内に摂り入れた酸素の2%は活性酸素に変化します。

 

活性酸素は体内の脂質と結びついて正常な遺伝子や細胞、組織を傷つけ、がんなどの生活習慣病をはじめ、さまざまな病気の元凶となります。

 

キノコにはこの活性酸素を消す強力な抗酸化力があるわけです。

 

キノコの場合は直接がん細胞を攻撃するのではなく、免疫機構や活性酸素の消去作用を高めて、がんの抑制効果を発揮するのに役立ちます。

 

 

癌と間接的に戦う栄養成分は沢山ありますが、癌細胞の増加を直接食い止める成分は中々存在しないので、ガン業界から熱い注目を浴びています。

 

ですから今までキノコをあまり食べていなかった人は、是非これを機会に毎日の食事にキノコを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

キノコはその大部分が水分なので、沢山食べてもカロリーは控えめです。腹持ちが良い割にカロリー控え目なので他の食品よりとっても健康的なのが良いところ。

 

野菜炒めに入れて良し、スープに入れて良し、鍋に入れてよし・・・

 

どんな料理にもマッチして美味しく頂けるキノコは精進料理のような味気ない食事が多くなりがちな癌患者にとって食事に彩りをもたらす救世主のような存在です。

 

(※ただし、キノコに含まれる特効成分のβ―グルカンは水溶性です。干しシイタケのもどし汁や煮汁なども残さず摂るようにしたほうがよいと思います。)

 

 

おすすめのキノコは?

食用きのこは、日本では約300種類ほどあると言われていますが、その中で手軽に購入できるものはそう多くはありません。

 

代表的なものを挙げると、

  • しいたけ
  • マッシュルーム
  • きくらげ

などです。そして、最もポピュラーな椎茸に含まれる成分といえば

 

  1. 糖質や脂質の代謝を促し、脂肪にならないようにする働きをするビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6など)
  2. 血液の中に含まれるコレステロールを分解して血液をサラサラにし、血圧を下げる働きをするエンタデニンという成分
  3. 日光にあたるとビタミンDに変化するビタミンDの元になる物質であるエルゴステロール。この成分のより、干ししいたけには生しいたけの約9倍のビタミンDが含まれている
  4. がんの予防に効果的なΒ-グルカン
  5. 抗腫瘍性成分のレンチナン

 

などです。

 

生しいたけの選び方としては、裏側が白くカサがそんなに開いていないもので、茎が太くて短いものを選ぶといいでしょう。

 

保存するときは必ずラップをし、冷蔵庫で保存しましょう。悪くなってくるとカサの裏側が黒くなてくるので、その前に使い切るよにするといいでしょう。

 

干ししいたけを選ぶときは、なるべくカサの表面がツヤツヤしているものを選ぶといいでしょう。もどすときはたっぷりの水に時間をかけてゆっくりもどすようにすると、ふっくらとした感じにもどります。

 

マッシュルームは3月〜6月頃が旬のきのこで、もともと低カロリーのきのこの中でも特にカロリーが低いきのこです。

 

マッシュルームに含まれる栄養成分では、ビタミンB1、たんぱく質、ナイアシンが他のきのこよりも多く含まれています。ナイアシンという成分は、血行を良くする作用があり、冷え性やむくみの解消に効果があります。また、旨み成分であるグアニル酸はしいたけの3倍くらい含まれています。

 

マッシュルームにはホワイト種とブラウン種というものがあります。

 

ホワイト種は傷みやすいですが、上品でまろやかな風味があり、ブラウン種は香りが強く濃厚な風味があり、締まった肉質をもち傷みにくい特徴があります。

 

マッシュルームを選ぶときは、カサが開いていないもので、カサの厚みが厚くて丸いもの、表面に傷が少なくてなめらかなものを選ぶといいでしょう。

 

きくらげは、4〜8月が旬のきのこで、白きくらげと黒きくらげがあります。

 

きくらげの成分の内、60%は糖質です。ミネラル成分も多く、カルシウムや鉄、マグネシウムなどを豊富に含んでいます。また、日光にあたるとビタミンDに変化するエルゴステロールも多く含まれています

 

きくらげの肉質はゼリー状で独特のぬめりがあるにかわ質で、美肌作用や老化防止の作用があります。また、著しい止血作用をもちます。

 

調理するときは、乾燥したものを水でもどして使用します。

 

もどすと量が約10倍になります。一度もどしてしまうと、いたみやすくなるので、もどすときは使い切る量にしましょう。

 

 

きのこを美味しく食べる調理法

きのこをおいしく食べるためには、どんな調理法がいいのでしょか?

 

おいしさを左右しているのは、旨み成分や香り成分の種類と量があります。また、食べたときの歯触りも、おいしさを左右する重要な要素になっています。

 

きのこに含まれる旨み成分はグアニル酸といって昆布のグルタミン酸や鰹節のイノシン酸と並び称される三大旨み成分の一つです。

 

調理するときに60〜70℃の温度を加えてやると、非常に効果的にグアニル酸が増加して旨みが強くなります。また、グルタミン酸と合わさると旨みが数十倍に増加するので、昆布との合わせ技はおいしさを増加させます。

 

しかし、きのこを水で洗ったりすると、せっかくの香りが逃げてしまいます。

 

ですからきのこは洗わないで調理しましょう。

 

その場合当然ですが、農薬がついているものは論外ですので、無農薬のきのこを使いたいところです。

 

でも、汚れは気になりますよね。そのときは、表面を軽く拭きましょう。カサの裏のひだについた汚れはそれだけでは取れない場合もあります。

 

そのときは、上からたたいたり、ハケで払ったりした後に、カサ全体を布で拭くとだいたい取れます。

 

きのこにはがんを抑制する効果のあるβ-グルカンなどの多糖体が含まれていますが、これは水に溶けやすい性質をもっています。

 

また、煮るとビタミンが溶け出してしまいます。したがって、汁も一緒に食べれるような調理方法がベストです。

 

きのこは油と非常に相性がいいので、きのこを油で炒めると油をたくさん吸い取ってしまいます。

 

使用する油脂は質の良いものを使用し、強火で手短に火を通すようにするといいでしょう。

 

栄養のバランスを考えると、きのこには含まれていない栄養素を含む食材を組み合わせると、効果的な食べ合わせとなります。

 

きのこにはビタミンCが不足しているので、それを補うために小松菜などと組み合わせると効果的です。

 

また、レモンやカボスなどを絞るのも効果的にビタミンCを補充できます。

 

きのこには、ビタミンDの元になるエルゴステロールという成分が含まれています。ビタミンDには、カルシウムを効果的に吸収するのを助ける働きがあります。

 

カルシウムの多い食材と一緒にとると、カルシウムを効果的に取ることができます。

 

きのこに含まれるビタミン類は体内に余剰にあって使われないものは尿として排出されてしまいますので、一度にたくさん食べるのではなく、小まめに食べるほうが効果的です。

 

また、いくら低カロリーで栄養があるとはいっても、きのこばかり口にしていれば栄養が偏ってしまいます。

 

きのこにはない栄養素、たとえばビタミンCやたんぱく質などを含む食材と組み合わせて一緒に食事をとるようにすることが必要です。

 

とても重要ですので、バランスの良い食事をとるようにしましょう。


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