日本の薬の値段は外国と比べて安い

ご存じですか?日本って外国と比べて薬がとっても安いんです!

日本は外国と比べて薬がとても安い!

日本では医療費に占める薬剤費の割合が高いという話がありますが、これを読んでる人の中には「そもそも薬代が高いのがいけないんだ」と考える人もいるかもしれません。

 

ところが実際は日本の薬価は外国と比べて非常に安く設定されています。

 

外国の場合、最新の薬はかなり高い値段に設定されています。

 

日本でも外国の最新薬(抗がん剤など)を飲んでいる人がいますが、「保険が利かないから月に何十万円(場合によっては何百万円)もかかる」とため息を漏らしたりするのを聞くことがあります。

 

かと言って外国に行ったら安く買えるかと言うと、そうではありません。

 

欧米ではもともと新薬は非常に値段が高いんです。競合する薬がなければなおのこと高くても売れるわけです。

 

ところが日本の場合は、新薬でも外国に比べてそんなに高い値段ではありません。

 

日本の薬が安い理由

外国なら製薬会社が値段を決めるのが原則ですが、日本の場合は、保険で使える薬は厚生労働省が値段を決めるからです。

 

たとえば、血圧の薬やうつ病の薬が新しく開発された場合。

 

それが以前からある薬と比べて副作用が減っていたり、あるいは前の薬より効き目が良くなっていたとしても、べらぼうに高い値段を付けられることはありません。

 

以前からある薬の値段より少し上乗せする程度の価格が設定されます。

 

さらに、その値段は毎年引き下げられていきます。

 

新薬として出した次の年は5%とか10%とか安くなり、さらに次の年はもっと安くなるのです。

 

少し古い薬になると薬価が下がりすぎて儲からないという理由で製造中止になる薬さえあるのです。

 

エッセンシャル・ドラッグ(必須医薬品)とは

エッセンシャル・ドラッグ(必須医薬品)というものがあります。

 

これは病気の治療や予防に最低限必要だと考えられる医薬品のことで、WHO(世界保健機関)がそのリストを発表しています。

 

そのなかには新しい薬は入っていません。

 

エッセンシャル・ドラッグのリストに載っているのは、これまで何十年と使われてきて、その有効性や副作用が確立しているものばかりなのです。

 

ところが日本では、古くからある薬はエッセンシャル・ドラッグに限らず安すぎて大手の製薬会社は作らなくなっているのです。

 

たとえば昔から風邪薬として医者が処方してきた難薬なども袋がおそらく2円とか3円という安さだと思いますから、袋代や頼粒状に加工する費用を考えたら、製薬会社が作らなくなるのも当然と言えるでしょう。

 

高齢者が10種類もの薬を処方されるケースは日本では珍しくありませんが、裏を返すと、薬の値段が安いからこそ大量に処方されるという見方もできるわけです。

 

アメリカで15種類もの薬を出してもらったら、それだけで毎月20万円も30万円もかかってしまうでしょう。

 

このように日本の薬価は欧米に比べて非常に安いわけですが、それにもかかわらず医療費に占める薬剤費の割合が他国に比べて高いのは、消費される薬の量が欧米とは比べものにならないくらい多いからです。

 

そういう意味で、日本はやはり薬大国なんですね。

 

 

効き目や副作用をめぐる市販薬への誤解

一般に、病院で処方される薬は効き目が強く、市販薬は効き目が弱いというイメージがあります。

 

実際のところはどうなのかと疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

 

たしかに、ある一定以上の強い薬は市販では売ってはいけないことになっています。

 

そういう意味では処方薬のほうが市販薬よりも効き目が強く、市販薬のほうは強い副作用が出ないように効き目を弱くしてあると言うことができます。

 

ただし、処方薬として10年間使われた薬で、あまり副作用が多くなければ市販薬として売ってもいいというようになっているのです。

 

たとえば胃腸薬のガスターmや、アレルギーの薬であるアレグラなどがそうです。

 

このような市販薬は同じ成分の処方薬よりもだいぶ高い値段になっています。

 

薬の副作用について

副作用に関して処方薬と市販薬ではどのような違いがあるかと言うと、医者が処方する新薬は予想外の副作用が出るリスクがあります。

 

が、市販薬はこれまで何年も医者が使ってきて、ある程度安全だということが確立されていますし、重大な副作用があるとすぐに発売中止になりますから、副作用の心配はあまりありません。

 

ただし、風邪薬みたいに医者が処方する薬よりも市販薬のほうが副作用が出やすいものもあります。

 

風邪を引いて医者に行って薬を処方してもらって、「4種類も風邪薬を出されたよ」などと文句を言う人もいますが、その中身を見ると、たとえば唆止めと魔を切る薬、そして鼻水を止める薬と消炎鎮痛剤といったように、症状に合わせた4種類の薬で、余分なものは入っていないはずです。

 

医者は患者さんの体調や状態を考慮して、効果があって副作用があまり出ないように処方しますから、症状に合わない余計な薬を処方することはありません。

 

一方、市販の風邪薬の場合は、カプセルの中に1種類の薬しか入っていないように見えますが、実際には10種類以上もの薬の成分が入っているのです。

 

つまり、先ほどの4つの症状だけでなく、発熱、頭痛、関節痛、ノドの痛み、鼻づまり、くしゃみなど、風邪の諸症状に対して全般的に効果があるように多くの成分が入っているということです。

 

そうすると、自分の症状に合わない薬もよけいに体の中に入れることになりますから、その成分が眠気やだるさなど、何らかの副作用をもたらしてもおかしくはないわけです。

 

ということで、総じて言えば、市販薬は手軽に手に入れることができて、副作用もあまり強く出ないというメリットがありますが、効き目は処方薬よりも弱く、症状とは関係のない成分まで摂り入れてしまい、それが不要な副作用をもたらすデメリットもあるということになります。

 

処方薬のほうは、市販薬に比べて強い副作用が出る可能性はありますが、医者が症状に合わせて処方するので副作用があまり出ないように調整するはずです。

 

また、余計な成分が入っていないので、症状に対してピンポイントの効果が期待できるというメリットもあるということになります。

 

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